滋賀県内の外国人人口が増加し、ベトナム人が過去最高の数に達しました。令和4年12月31日時点での外国人総数は39366人で、前回の調査（令和3年12月31日）から3192人もの増加です。このうち、ベトナム人の数は前回調査から1497人増の9585人となり、全体の24.3％を占めることになりました。これは前回調査時の8088人から大幅な増加を示しています。ベトナム人が初めて首位に立ち、これまでのトップであったブラジル人を抜きました。ブラジル人は2位で9251人、中国人は4740人と続きます。

さらに、滋賀県内のベトナム人の地域別データを見ると、東近江市が最も多くのベトナム人を抱えており、その数は1382人です。次いで彦根市が1081人、甲賀市が1054人と続きます。これらの地域は工場の多い地域であり、労働者を多く募集していることが、ベトナム人の増加に一因と考えられます。

外国人の増加は地域社会にさまざまな影響を与えています。地域の多様性が一層豊かになり、国際交流や文化の交流が活発化しています。また、労働力の確保や地域経済にも影響を与える重要な要素となっています。地域社会が多様性を受け入れ、共生していくためには、地域住民や行政、外国人住民が協力し合い、課題に対処していくことが求められます。

参考資料
滋賀県住民基本台帳人口調査結果まとめ（2023） (shiga.lg.jp)