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温暖化によりヒマラヤにも蚊が、世界規模で「50億人のマラリア警戒」が高まる

 蚊の増加に伴い、蚊によって媒介される疾患に対する警告が増えています。特に、2040年には世界人口の半分以上の50億人がマラリアに感染すると予想されています。以前はマラリアの発病率と死亡率が改善され、後進国の疾患とされていましたが、温暖化の進行により再び脅威が高まっています。アメリカでは20年ぶりにマラリア感染事例が報告されており、韓国でもマラリア患者が急増しています。

 また、デング熱の拡大も深刻な問題となっており、欧州疾病予防管理センターによれば、2023年には世界各国で420万人以上のデング熱感染者が報告され、そのうち3,000人以上が死亡しています。特にバングラデシュでは、デング熱患者が20万人以上発生し、1,006人が死亡。南米のペルーでも過去最多のデング熱患者が発生し、保健非常事態が宣言されました。

 韓国でもデング熱の懸念が高まっており、ヒトスジシマカが生息しています。将来的には気温が上昇する可能性があり、ヒトスジシマカが越冬できる条件を整え、デング熱ウイルスを伝播する可能性があるため、警戒が必要です。

 さらに、蚊に対する殺虫剤の抵抗性が高まっており、殺虫剤の使用環境では抵抗性を持つ蚊が生存しやすくなっています。このため、蚊の撲滅は難しい課題とされています。

出典 https://news.yahoo.co.jp/articles/d41711dc6dbeceadb1d8853426e75288bee41ef9