ベトナム人留学生のドアン・チュン・タインさんは、中国での留学生活において、これまで5回の献血をし、その献血総量は累計で1200ミリリットルを寄付しました。タインさんは、中国での日常生活で多くの支援を受け、感謝の意を表す一環として、必要な中国の友人たちを支えたいから、積極的に献血活動に参加していると言いました。
彼の留学の背景には、ベトナムの農村地帯にある実家や、父親が病気で早逝したため、母親がモヤシの販売をすることで彼と兄弟の大学進学を支えてきました。2019年から中国で留学し、北京で修士号を取得した後、2022年秋は東北財経大学の観光管理博士課程に進学しました。彼は、中国での旅を振り返りながら、中国の先生やクラスメートは中国語を教えてくれたり、ホームシックになる日々には気配りを見せてくれたりして生活や学業の面で色々と私をサポートしてくれたと語っています。
献血活動に対するタインさんの姿勢は、留学生コミュニティに広く影響を与え、中国在住の留学生たちも献血に積極的に参加するようになりました。同じく中国で初めて献血を経験したスリランカ人学生やミャンマー出身の留学生たちも、タインさんの行動から刺激を受け、献血の大切さを実感しています。献血は、彼らにとって単なる健康維持手段だけでなく、社会への奉仕としての価値も重要であるとされています。
出典 https://news.yahoo.co.jp/articles/92f32458d7fdb6802010f8fb9c55ac57ad894448