厚生労働省によると、せき止め薬や、たんを切る「去痰(きょたん)薬」の供給量は昨年9月時点から1割以上増えたというが、薬不足は解消されたのだろうか。
せき止め薬は10種類ほどあるが、薬局に在庫があるのは1~2種類、去痰薬も4種類ほどのうち1種類しかない。のどの炎症を抑える薬や抗生剤も足りない。
「最近は在庫ばかり気にしている。卸(業者)に連絡しても『午前中には入らないけど、午後には何とかする』という状態。毎日が綱渡り」と話す。
薬の供給が不安定になり始めたのは3年ほど前、不祥事が相次いだ「ジェネリック(後発薬)」メーカーへの行政処分が出たころからだった。昨年5月、新型コロナウイルスが感染症法上の5類に移行してから、不足はさらに深刻化したという。
出典 https://news.yahoo.co.jp/articles/614aa81e2c34b260ea5eb49cf354db47cd7372f3