福岡市内(ふくおかしない)の日本語学校(にほんごがっこう)「西日本国際教育学院(にしにほんっくさいきょういくがくいん)」に対(たい)し、人権侵害行為(じんけんしんがいこうい)で
出入国在留管理庁(しゅつにゅうこくかんりちょう)は、日本語学校(にほんごがっこう)として認(みと)める告示(こくじ)を抹消(まっしょう)する処分(しょぶん)を行(おこな)いました。
出入国在留管理庁(しゅつにゅうこくざいりゅうかんりちょう)によると、去年(きょねん)10月(じゅうがつ)20代(にじゅうだい)のベトナム人(じん)の男性留学生(だんせいりゅうがくせい)に対(たい)して、職員(しょくいん)が金属製(きんぞくせい)の鎖(くさり)と南京錠(なんきんじょう)を使(つか)い、ズボンのベルトどうしを結(むす)び、数時間(すうじかん)にわたって拘束(こうそく)し、その翌日(よくじつ)も複数(ふくすう)の職員(しょくいん)の監視(かんし)のもとに置(お)くなど、人権(じんけん)を侵害(しんがい)する行為(こうい)が認(みと)められた。
当時(とうじ)この留学生(りゅうがくせい)と学校側(がっこうがわ)は、転校(てんこう)をめぐってトラブルになっていた。
学校側(がっこうがわ)は入管庁(にゅうかんちょう)の調査(ちょうさ)に対(たい)し拘束(こうそく)した事実(じじつ)を認(みと)め、「職員(しょくいん)の判断(はんだん)でやった。悪(わる)ふざけだった」と説明(せつめい)している。
こうした処分(しょぶん)は、平成(へいせい)28年(ねん)に「抹消(まっしょう)」の基準(きじゅん)を定(さだ)めて以降(いこう)初(はじ)めてである。