最近、西成区にベトナム人経営の料理店や雑貨店が相次いでオープンしています。その理由は、西成に多くのベトナム人が住んでおり、労働者が西成労働福祉センターに求人情報を探しに訪れるからです。
新しくオープンした店の中には、3階建てのビル全体を利用している「ニャトフォン」というベトナムレストランがあります。この店主は、ベトナム出身のチャン・ゴク・ビンさんで、留学生として来日し、千葉県のベトナム料理店で働いた経験がある人です。
ビンさんは、多くのベトナム人が住む西成での事業を考え、身内から借金をして店を開業しました。また、彼のベトナムにいた時の大学時代の友達と来日し、店を一緒に立ち上げ、支え合っています。
店は1階で一般の客に営業し、2階は団体向けのイベントに利用されています。将来的には3階をカラオケルームにしたいとの計画もあり、屋上ではバーベキューも行われています。
ビンさんの婚約者であるグェン・ティ・ゴック・ガーさんもスタッフとして働いており、ビンさんと共に店を成功させ、将来的に2号店や3号店を展開したいという夢を抱いています。店は日本人に本格的なベトナム料理を提供し、日本国内でも評判を得ていますが、最初は苦労もありました。店が開店前に食洗機の部品が盗まれたことや、最初の顧客の大部分がベトナム人であったと語っていました。
しかし、ビンさんは日本に住むベトナム人や日本人に本物のベトナム料理の味わいを提供し続けており、ウーバーイーツを通じて配達も行っています。これにより、日本人客や海外からの旅行客も増えています。店のメニューには、細麺のつけ麺「ブンチャーハノイ」や「ブン・ボ・フエ」、牛肉と高菜のチャーハン「コム・ザン・ズア・ボー」などがあり、ビンさんは「フォーやバインミーだけでなく、他のベトナム料理の美味しさも広めたい」と語っています。
出典 https://news.yahoo.co.jp/articles/b55d152b2f7f241f773c8a8ee06d1bf70c4074a1