ベトナムで麻薬の流通に関与したとして、2人の韓国人が死刑判決を受けた事件が発生しました。
ホーチミンの家庭青少年裁判所は、韓国人のKi氏(63歳)とKa氏(30歳)、中国人のA氏と15人のベトナム人の計18人に、216キロ相当の麻薬の流通を罪として死刑を言い渡しました。これはホーチミンで発生した麻薬事件の中で、最も多くの死刑が宣告された判決となります。
報道によれば、Ki氏は元警察官とされていますが、韓国の総領事館はこれを否定しており、Ki氏はかつて韓国で出入国関連の法に違反し、6回服役した経歴があることが明らかになっています。2019年にベトナムに移住し、韓国との花崗岩の輸出事業を行っていました。
Ki氏は2020年に中国人のA氏と出会い、その後麻薬の取引に関与するようになりました。彼らは2020年7月に麻薬を隠した花崗岩の板を運ぶ計画を立て、カットライ港で逮捕されるまでに至りました。公判ではKi氏がA氏にだまされたと主張し、「バイアグラを運んでいると考えていた」と述べました。同様に、A氏も首謀者にだまされ、ぬれぎぬを着せられたと主張しています。
ベトナムは麻薬犯罪に厳しい刑罰を科しており、一定量以上のヘロイン、コカイン、またはメタンフェタミンの所持や製造、流通に対して死刑が科せられる法律が適用されています。この死刑判決は、その法律のもとでの最も厳格なものとなります。
出典 https://news.yahoo.co.jp/articles/0ac205333ba676318a90f95d38a676c4014c6c52