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日本の英語力低下:EF EPI指数2023年版で87位に ベトナムは58位

 EF(イー・エフ・エデュケーション・ファースト)は、2023年11月9日に、約220万人の英語試験データを利用した「EF EPI英語能力指数」を発表しました。この指数によれば、日本は87位で「英語力が低下している地域」に分類され、他国との差が拡大しています。

 EF EPI英語能力指数は、EFが提供する無料の英語力測定テスト「EF SET」の前年受験データを基に、非英語圏の国・地域における英語能力を経年的に測定・追跡したものです。指数には国別ランキングやCEFRに基づく5段階の英語能力レベルだけでなく、「人材競争力指数」や「人的資本指数」などの外部指標との相関関係も含まれています。毎年秋に発表されており、今回のランキングでは1位が「オランダ」、2位が「シンガポール」などで、上位12か国は英語能力が「非常に高い」グループに分類されています。

 日本の英語能力は5段階中2番目の「低い」グループに位置し、前年よりも18ポイント下がり、87位にランクインしました。アジア圏では韓国が49位、ベトナムが58位、インドが60位、中国が82位で、日本はアジア23か国中15位となり、「英語力が低下している地域」とされています。

 地域別では、東アジアの英語習熟度が4年連続で低下しており、2023年は日本と中国がその傾向を加速させたとされています。しかし、グローバルにおいては若者(18~20歳)の英語力が2015年から2023年まで引き続き低下しており、これには新型コロナウイルスのパンデミックが影響している可能性が指摘されています。

 

出典 https://news.yahoo.co.jp/articles/2482b8c9c077e44dd792e1029a110f8fb45cbdc0