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日本の信用状況とブラック負債を確認する方法

手続き

現在、日本に住む多くのベトナム人が電話料金やクレジットカード料金などの経済的負債を期限までに支払い忘れてしまい、困難に直面していることは少なくありません。その結果、これらの金額がブラック負債となり、将来的には新たにローンを組むことが困難になったり、住宅購入やビザ更新などの計画が台無しになる可能性があります。

I.日本でのブラック負債

日本は現在、外国人に対しビジネスや住宅購入、留学などのための借金を支援する多くのサービスを提供しています。 ただし、信用履歴が悪いと多くのローンの申請やクレジット カードの申請が拒否される可能性があります。また、ビザが取得できなかったり、入国手続きが困難になったりするなど望ましくないトラブルが発生する可能性もなくはありません。 それだけでなく、多くの人は住宅を購入する際、住宅ローンなどで銀行に拒否されて初めて自分の信用履歴がブラックであることに気づくことが多いです。その状況を避けるために前もって自分の信用情報をチェックすることをおすすめです。

では、ブラック負債とは何でしょうか?

信用度の低下は、ローンやクレジットカードのお支払いなどを期日までに支払わなかったり、電話料金や分割払いを忘れたりすることで発生します。個人信用履歴は常に国家銀行が管理する信用機関に保管され、この情報は5年間保持されます。

ブラック負債をチェックする必要があるのはなぜですか?

個人のブラック負債をチェックすることは、単に債務を管理するだけではなく、経済的安定の確保と人生の機会に悪い影響を与えないようにするためでもある。重要な理由は次のとおりです。

  1. 財務上の評判: ブラック負債は財務上の評判に影響を及ぼし、お金を借りたり投資したりすることが困難になる可能性があるからです。
  2. ローンの制限: あなたが新たにローンをする際、貸し手は、ローンの付与を決定する前に信用情報報告書を確認することがよくあります。信用度が低い場合は、拒否されたり、より高い金利が適用される場合があるからです。
  3. 資産を所有する能力: 信用度が低いと、家や車の購入、さらには教育やビジネスへの投資さえも難しくなるからです。
  4. 仕事を見つけるのが難しい: 企業によっては、採用前に候補者の信用履歴を確認する場合があります。信用度が低いと、雇用の機会を失う可能性があるからです。

II. ローンした場所がわかっている場合の信用情報を確認する方法

借りている借金の詳細は覚えていないが、債権者 (銀行、電話会社、クレジット カード会社など) がわかっている場合は、借金状況を簡単に確認できます。行う方法は次のとおりです。

  • ATM、オンラインサービスを通じて、借りている金額と支払う必要がある金額を確認するか、金融業者に電話して情報を確認してください。
  • 金融業者のサービスを利用して、返済期間と支払い方法を確認します。特に、借金を分割で支払うことに同意することができます。 クレジットカード (カードローン) でお金を借りた場合は銀行口座管理アプリまたは金融業者のウエブサイトで融資金額を確認できます。

III.ローンをした場所を覚えていない場合の信用情報を確認する方法

借金に関する詳細を忘れ、ローンをした場所も分からない場合、情報を見つけるのがすこし困難になることがあります。ただし、個人信用情報機関に保管されている情報を自分で照会する方法もあります

IV.日本の信用情報機関について

信用情報機関とは何?

信用情報機関とは、各金融会社から送られてくる信用ネットワークに参加している個人個人の信用情報を収集し、その情報を他の機関と共有する機関です。このようにして、各個人の信用履歴がシステムに保存され、管理が容易になります。

日本にはどのような信用情報保管機関がありますか?

以下、国内の主な個人信用情報機関の3社をご紹介します。

   1.株式会社日本信用情報機構(JICC)

   2.株式会社CIC

   3.全国銀行個人信用情報センター(KSC)

これらの機関にはそれぞれ独自の特徴と管轄する範囲があるため、お問合せしやすくするために、あなたのブラック負債がどの種類に該当するかをご検討してください。

また、JICC、CIC、KSCの3つの個人信用情報機関が相互に信用情報を共有するCRIN制度もあります。

V.個人信用情報を確認する方法

上記の記載のように、個人信用情報機関の3社のシステムに保管されている情報を利用することで、信用履歴を忘れた場合でも、確認が容易になります。いくつかの簡単な手順を行うだけで、自身の信用履歴情報にアクセスできます。特にCICのサービスを利用すると、すべての手続きが15分以内に完了します。

CICのサービスをご利用の場合

CICで個人信用情報を確認するには、ウエブサイトによる情報開示と郵送による情報開示の方法があります。

ウエブサイトによる情報開示の請求手順

  1. まず、CIC指定のクレジットカード、クレジットカード申し込み時に登録した電話番号、メモをご用意ください。準備ができたら、以下の手順に従ってください。
  2. クレジットカードお申込み時にご登録いただいた電話番号からCICの音声ガイダンス(電話番号0570-666-414)にお電話ください。
  3. 案内に従って必要事項を入力し、下部に表示される「受付番号」を控えてください。
  4. 以下のWebサイトから1時間以内にお手続きいただくと、「信用情報報告書」をPDF形式でダウンロードできます。

これは、CIC の Web サイトの指示に従う順序です。

https://www.cic.co.jp/mydata/online/index.html

郵送による情報開示の請求手順

必要書類を郵送することで信用情報の開示を請求することもできます。

  1. 下記ホームページより「信用情報公開申請書」をダウンロード・印刷し、必要事項を記入してください。

参考:「信用情報公開申請書(CIC)」

https://www.cic.co.jp/mydata/mailing/documents/houreiF589.pdf

  1. 郵送による信用開示請求の場合は、「信用情報開示申請書」と本人確認書類の提出が必要となります。 (例:パスポート、運転免許証、マイナンバーカード等のコピー)

手数料

上記の方法はいずれの場合1,000円

CIC機関の住所

CIC施設は全国に計7か所あります

  1. 首都圏開示コーナー 〒160-8375 東京都新宿区西新宿1-23-7 新宿ファーストウエスト15階
  2. 東北開示コーナー 〒980-0021 仙台市青葉区中央4-2-16 仙台中央第一生命ビルディング7階
  3. 近畿開示コーナー 〒530-0001 大阪市北区梅田三丁目4番5号 毎日インテシオ 5階
  4. 九州開示コーナー 〒810-0001 福岡市中央区天神1-2-12 メットライフ天神ビル7階
  5. 北海道開示コーナー 〒060-0003 札幌市中央区北3条西3-1-6 札幌小暮ビル8階
  6. 中部開示コーナー 〒460-0002 名古屋市中区丸の内2-20-25 メットライフ名古屋丸の内ビル8階
  7. 中四国開示コーナー〒700-0907 岡山市北区下石井一丁目1番3号 日本生命岡山第二ビル 新館4階

JICCを利用する場合

  • ステップ 1: 提供されたフォームに従って登録フォームを印刷します。

資料請求フォーム 開示申込書作成フォーム(JICC)

  • ステップ 2: 手数料 1,000 円をお支払いください。 料金はコンビニエンスストア(コンビニ)で支払うか、郵便局やゆうちょ銀行で小切手を購入することができます。
  • ステップ 3: 以下の証明書類 (日本の国家機関が発行した、現在の有効期限と永住住所が記載された身分証明書) を 2 つ添付します。
  • 手数料:1,000円(税込)。
  • お支払い方法:クレジットカード、ATM、コンビニエンスストア、ネットバンキングサービスでお支払いいただけます。
  • 必要な書類: 信用情報を確認するには、次のいずれかの書類を提出する必要があります。

注意:クレジット情報は郵送で送信されます。

また、クレジット情報の受け取り登録を郵送または取引窓口で直接行うこともできます。

JICCのウェブサイトhttps://www.jicc.co.jp/

KSCを利用する場合

KSCをご利用の場合、個人信用情報の確認は郵送のみとなります。 この方法で個人信用情報を確認するプロセスには、次の手順が含まれます。

  • ステップ 1: 提供されたフォームに従って登録フォームを印刷します。

申請フォーム登録情報開示申込書(直接入力用)

  • ステップ 2: 手数料 1,000 円をお支払いください。 料金はコンビニエンスストア(コンビニ)で支払うか、郵便局やゆうちょ銀行で小切手を購入することができます。
  • ステップ 3: 以下の証明書類 (日本の国家機関が発行した、現在の有効期限と永住住所が記載された身分証明書) を 2 つ添付します。

    ・有効期限が切れていない運転免許証のコピー(住所変更がある場合は裏面も含む)。

    ・運転免許証 (2012 年 4 月 1 日以降に発行されたもの)。

    ・パスポート(現住所が記載されている面を含む)。

    ・永住基本登録証(顔写真付き)。

    ・マイナンバーカード(写真付き、表面のみコピー)。

    ・在留カードまたは永住証明書。

    ・健康保険証(現住所記載面含む)。

    ・年金証明書。

    ・障害証明書。

    ・発行日から3か月以内の戸籍謄本の原本または抄本。

    ・永住カード(個人番号なし)。

    ・印鑑登録証明書。

KSCのウェブサイト:https://www.zenginkyo.or.jp/pcic/open/

VII. まとめ

個人信用情報を確認することは、良好な信用履歴を維持し、不良債権にならないようにするために重要です。 これにより、借入能力を維持し、個人の財務をより効果的に管理することができます。

個人信用報告書のコピーを受け取ったら、次の情報を確認してください。

  • 個人情報: 名前、住所、電話番号など、信用報告書に記載されている個人情報が正確であることを確認してください。
  • 信用履歴: 信用履歴を確認して、不良債権や不正確な情報がないことを確認します。
  • 負債額: 未払いの負債があるかどうかを確認し、残っている場合は、残りの負債額を書き留めます。
  • 信用制限: 特定の期間、追加のお金を借りることができないなど、信用制限があるかどうかも確認する必要があります。